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山澤清のこだわり



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究極のオーガニックで復活した黄烏瓜(キカラスウリ)


キカラスウリ(黄烏瓜)とはウリ科の植物で、雌雄異株な多年生草本です。
かつては北海道から九州まで広く分布していましたが、最近ではすっかり姿を消してしまいました。


キカラスウリは7〜9月頃に白い花を咲かせます。この花の咲く時間帯が夕方から夜で、受粉の担い手は夜でも飛びながら空中の一箇所にとどまる、ホバリングができるスズメガという蛾です。


この蛾が農薬による環境変化のためか? 今ではほとんど見られなくなりました。


天花粉(てんかふん)とはキカラスウリの根から取れる澱粉で、かつては赤ちゃんのあせもに塗る「あせしらず(ベビーパウダー)」として長い間使われていました。
現在のベビーパウダーの主原料は、滑石(タルク)などの鉱物と、コーンスターチなど植物のデンプンです。


赤ちゃんには、まだ皮膚に常在菌が少なく排泄物の乳酸が発酵して酸が出てタダレの原因になると考えられます。キカラスウリの根には消炎、解熱等の作用があるといわれており、天花粉は単に汗を吸収して湿度調整したり、摩擦を軽減するだけのものではないのです。


ハーブ研究所では、ベビーパウダーを天花粉に戻せば赤ちゃんの皮膚炎やアトピーがある程度防げるのではないかと考え、この黄カラスウリの有機栽培に着手、今では約20万本を完全無農薬のオーガニックで栽培しています。